開発と経済のはざま

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GREの重要性

先週5回目のGREを受験しました。5回までしか受けれないので泣いても笑ってもこれが最後です。幸い、Verbal, Quantitativeとも過去最高点(V155,Q170)だったので、もしWritingが4.0以上であれば、今回の成績が過去最高となります。3.5以下だったときは、どれを提出するか悩むことになります。

そんなGREについては、TOEFLを受けるノンネイティブにとってはさほど重要でない、GREをがんばる時間があればエッセイを磨け、というようなことも言われます。イギリスの大学はGREを求めていませんし、英語力はTOEFLないしIELTSでみるということは間違いないのでしょう。ではなにが見られているのか。幾つかの大学のAdmissionブログやrequirementを見る限り、3セクションのうちQuantitativeが群を抜いて大事と言えそうです。確かに、TOEFLでは測れない能力ですから。とはいっても内容は普通に中学・高校に行っていた日本人にとっては十分満点が狙えるレベルです。二等辺三角形:isosceles triangle等の用語を覚えて、引っかけ問題のパターンを覚えることに尽きます。ここで165-170(90%以上)を取っておくことがマストになります。ではVerbalとWriting(AWA)はどうか。これはあまりにも悪い数字でなければそんなに気にする必要はないでしょう。具体的には、Verbal 145点以上、Writing 3.0以上であれば十分です。プリンストン等はQuantitativeに加えてWritingを重視する、とAdmissionページに書かれていることもあり、この2つのうちだとWritingにより注力しましょう。日本人のほとんどは3.0か3.5です。4.0が取れれば差別化できますし、別のエントリーでも述べますが4.0をとるのはそれほど努力を要しません。

Quantitative以外は入学にそれほど関係ないと思われるGREですが、大学がオファーする奨学金には影響するという声もあります。奨学金はネイティブ・ノンネイティブに特定の区別なく決定される気がしますし、そうしたときに見られるのは財政状況とテストの成績だと思われます。

結論です。ノンネイティブの方はまずTOEFLに注力しましょう。100点はマスト、できれば105、110を狙ってください。GREはTOEFLが終わってからで大丈夫です。Quantitativeを最優先してください。165以上。Verbalは最も努力が報われません(単語500覚えても実際出てくるのは1-2とか)ので、時間がなければ無視です。

以上、まだ一つも出願結果出てきていないので何を偉そうに、というエントリーでした。