開発と経済のはざま

国際開発・経済・日々の雑記など

経済・統計

ブックレビュー 資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界

ノーベル経済学賞に最も近かった日本人経済学者の伝記として、アダム・スミスから始まる経済学思想の移り変わりと翻弄される時々の政治(逆も然り)の教科書として、アメリカ型資本主義と闘い真の豊かな社会の実現を考え尽くした一人の男のロマンとして、何…

MIT×JPALの開発経済講座が面白い

ここ2ヶ月ほどは毎日の通勤時間に欠かさずオンライン講座で勉強している。MOOCと呼ばれる、アメリカの大学が中心となって無料ないし格安で色々なコースが提供されている媒体だ。存在は随分前から知っていて、かつてdata scienceの講座を受講しようとしたが…

大学院で統計を学ぶ意味

大学学部では「地味そう」という理由だけで統計学のクラスを取りませんでした。今思うと完全に浅はかとしか言いようがありません。しかし実際、少なくとも当時大学の座学の統計は理論だけを学び、(最も面白いはずの)実世界への応用は重視されていませんで…